VSCodeの便利な拡張機能「Live Server」を使用した時に「Open a folder or workspace」というエラーが表示されたので、その解決方法を残しておきます。
Open a folder or workspaceの解決方法
HTMLファイルをフォルダーに入れて「Live Server」を使用すると、「Open a folder or workspace」は表示されずに、リアルタイムでコーディングができます。
HTMLファイルをフォルダーに入れる
結論、
- HTMLファイルをフォルダーに入れる
- 「1」のフォルダーをVSCodeで開く
- 「Live Server」を使用する
具体例
- testフォルダーを作成
- aaa.htmlファイルを作成
- testフォルダーにaaa.htmlファイルを入れる
- testフォルダーを選択し、VSCodeで開く
- 「Live Server」を使用する
ちなみに下記のエラーも上記の方法で解決できると思います。
- 「open a folder or workspace live server…」
- 「Open a folder or workspace… (File -> Open Folder)」
Open a folder or workspaceの意味
VSCodeでLive Serverを起動しようとした際に
“Open a folder or workspace to launch live server”
(フォルダーまたはワークスペースを開いてLive Serverを起動してください)
というメッセージが表示されることがあります。
これはLive Serverを使用するためには、ファイル単体ではなく、VSCode上で「フォルダー」や「ワークスペース」単位で開く必要があるという制限によるものです。
フォルダーに入れる理由とは?
Live Serverを使うときは、ファイル単体ではなく「フォルダー全体」を開く必要があります。これは、Live Serverが動作するために、以下のような理由があるからです。
スタート地点(ルート)を決めるため
Live Serverは、フォルダー全体を「ミニWebサイト」として扱います。
どこをスタート地点(トップページ)にするかを知るために、フォルダーを開く必要があります。
ファイルのつながりを正しく読み取るため
HTMLの中で読み込む画像やCSS、JavaScriptは、たいてい他のファイルと関係しています。
フォルダーを開くことで、Live Serverはそれらの「つながり」を正しく理解して表示できます。
設定ファイルを読み込むため
VSCodeでは、拡張機能の動き方をフォルダー内の .vscode/settings.json というファイルで調整できることがあります。
この設定を見るためにも、フォルダーを開く必要があります。
つまり、
「Live Server」はプロジェクト全体をちゃんと理解して動かすために、フォルダー単位で開いてもらう必要があります。
VSCodeのLive Serverとは?
保存するたびに即時反映
「Live Server」はVSCodeの人気拡張機能の一つで、静的なHTMLやCSS、JavaScriptの開発時に便利なローカル開発用サーバーを立ち上げることができます。ファイルを保存するたびに自動的にブラウザをリロードしてくれるため、リアルタイムに変更を確認できます。
簡単にまとめると、
保存と同時にブラウザが自動リロードされ、リアルタイムで変更を確認できるVSCodeの拡張機能です。
Live Serverのメリット
リアルタイムプレビュー
ファイルを保存するたびにブラウザが自動でリロードされる。
- 開発のフィードバックが高速化され、作業効率が向上する。
- 更新や確認漏れが減る。
- 保存とリロード回数が減り、開発者の負担が減る。
ローカルサーバーの自動起動
コマンド不要でローカル開発サーバーが自動で立ち上がる。
- 環境構築にかかる時間と手間を削減でき、すぐにコーディングを開始できる。
- サーバー構築に関する知識が少ない初心者でもすぐに利用可能。
- 毎回の起動作業を省けるため、反復的な作業を減らせる。
相対パスの動作検証が可能
HTML内での画像やCSS、JSの相対パスを、ローカルサーバー上で正しく動作させて確認できる。
- 本番環境と近い挙動でパスの確認ができるため、公開時のバグを未然に防げます。
- 誤ったファイル参照のトラブルを開発初期段階で発見できる。
- リンク切れや読み込み失敗のテストも簡単に行える。
スピーディなUI開発
CSSやJavaScriptの変更が即座にブラウザに反映される。
- スタイリングや動きの試行錯誤を素早く繰り返せる。
- ユーザーインターフェースの改善や微調整が効率的に進められる。
- 時間をかけずにプロトタイプを形にできる。
シンプルで導入が容易
拡張機能をインストールするだけで、すぐに使い始められる。
- 初心者でも複雑な設定不要で利用できる。
- 他の開発者と同じ環境を素早く共有できる。
- 軽量なツールのため、PCへの負荷も少なく快適に作業可能。
まとめ|「Open a folder or workspace」の対処法
- ファイル単体ではなく「フォルダー全体」をVSCodeで開く
- Live Serverはファイルの保存時に、ブラウザが自動でリロードされる